2月の本「あの家に暮らす四人の女」三浦しをん
年始にリストアップした、「100個のやりたいこと」に「月に1冊は本を読む」と書いていたので、本を読むようにしています。
もともと本を読むこと自体は好きで、子供の頃もよく本を読んでいました。
両親がそうだったので真似をしてたんですが、寝る前に本を読むことが習慣になっていたものです。
が、大学に入って一人暮らしを始めたあたりから、読書量が激減…。
そして今、社会人になってからは時間が無い、というよりも、どちらかというと時間を自由に使えすぎて、ついついテレビを見たり何も考えなくてもいい時間を優先してしまって、そのうちに寝るか〜みたいな感じでぐぅたら過ごしがちです。
そこで、自分の意識UPのためにも毎月の本を記録していこうと思います。
「あの家に暮らす四人の女」三浦しをん
古びた洋館に暮らす、4人の女たちの共同生活のお話。
4人のうち2人は70才近い母鶴代と30代後半のその娘佐知という親子、そして佐知と同年代の娘の友人雪乃、そして雪乃の会社の後輩で20代半ばの多恵美という、ちょっと変わった共同生活です。
穏やかなる日々の中に、敷地内に住む老人男性山田、ストーカーと化した多恵美の元恋人、行方を知らない佐知の父のこと、などなど小さな刺激がコミカルに描かれています。
穏やかなる日々の生活と、心地よい小さな刺激
女の共同生活、とか女4人が主人公、というとどうしても恋愛のいざこざが発生したり、結婚について悩んだり、仕事と恋愛の両立が〜みたいなのを想像してしまうんですが(SATCの影響が大きすぎる)、この本にはそういった胸がざわざわするような嵐のような波風はありません。
もちろん、それぞれ仕事のことや恋愛のこと、結婚についてなど、思い悩んだり小さな事件は起こるのですが、どれもどこかコミカルでクスッとしてしまいます。
また年代は違うけれど、働く女性として、独身の女性として、そして日々生活している女性として、親近感を感じる部分もいっぱい!
読書慣れしていない人にもおすすめ
現代に生きる女性たちのお話なので、物語にすんなり入り込めます。
特に、わたしはこの物語の舞台の杉並区阿佐ヶ谷、善福寺川周辺には馴染みがあるのでなおさらです!
少しファンタジー的要素もあったりするので、そういう意味でも軽い気持ちで読めると思います。
中ほどまで読んだ時に気づいたんですが、帯に「2019年TVドラマ化!」と。
ドラマ化したら誰が佐知になるのか、洋館はどんなに素敵だろう、など今から楽しみです。
ぜひ、ドラマ化する前に読んでみるといいと思います!
3月の本は、「横道世之介」吉田修一
2月、まさかの文庫本1冊しか読めませんでした…。
3月はもう少し読めるといいなーと思っています。
とりあえず、最初の(?)1冊は「横道世之介」にしました。
少し前に高良健吾主演で映画化してましたよね!
友人が「この映画よかったよ」とおすすめしてくれたので録画してるんですが、原作もとても面白いという話を聞いて、早速読んでみることに。
あと、今日本屋さんで見かけて知ったのですが、2月20日に「続 横道世之介」が出たみたいですね!
面白かったらこっちも読みたいな〜と楽しみが増えています。